元参議院議員の「ガーシー」が逮捕されました。UAEの当局が身柄を拘束したとの情報です。日本の警察庁からICPOを通じ、UAEの当局を動かしたそうです。犯罪人引き渡し条例のない国へのアクションとしては、近年まれにみる積極的なものだと思います。最近の警察当局の動きは、ひと昔前に比べるとかなり積極的になっていて、国民の安全確保の面でも好印象のように見えます。しかし、長期拘留を制度上可能にする大義名分として「再逮捕」が乱発されているのには、疑念を抱かせる場面も多々あります。事実、カルロス・ゴーンは再逮捕を繰り返され、最後には「国外逃亡」を許すきっかけにもなっています。逮捕から短期間（10～20日）の拘留で「起訴→有罪」は確かに難しいとは思います。しかし、海外の捜査当局ではこの様な長期拘留は事実上許されていません。国際標準な捜査を目指し、日本の捜査当局も頑張って頂きたいと思います。「ガーシー元議員」はたしてどの様な結末が・・・・・。