2022/12/11 15:40
我が日本国の首相が「防衛費」の予算増に対し、まずは1兆円の増税をお願いしてきました。確かに最近、北の隣国がミサイルをゲーム感覚で連発していますし、ロシアによるウクライナ侵略、中国の日本領海侵攻、台湾有事、尖閣諸島問題など、地政学リスクは年々増大しています。財務大臣は国債での賄いは否定しましたが、単純に予算の確保先が変わるだけで日本国民が将来にわたって継続的に負担する事には変わりありません。世界情勢を鑑みても、「仕方ないよね」と言えるだけの説明がないまま「分かってくれるよね」「当然理解してるよね」的な説明や決定が散見されます。SNSによる世論炎上を恐れ、言葉巧みに核心に触れない表現が多用されているように思います。給与水準が上昇しないまま公的支出が増加し続ける昨今、「増税やむなし」と決断し得るだけの政策を打ち出す事が出来ないまま、1兆円(将来的には48兆円余り)を「決断と実行」???するのは余りにも「酷」です。ニューヨークでは日本の国民食であるラーメンと餃子を食べるのに約5000円が必要です。それだけの消費が可能な米国民は、当然給与も高いはずです。防衛費とラーメン・餃子を比較するの?と思われるかもしれませんが、防衛費を賄っているのは国民が稼いだ所得から支出される税金が源泉となっています。予算の根源となる消費活動に正面から目を向けずに祭りごとを行ってきた日本とその政治家。日本の「古き」良き文化である「本音と建て前」「おもてなし」もそろそろ限界です。防衛費や諸税制を単純に増税で乗り切ろうとする財務省、既に決定・実行している予算項目に必要のない物、もう既に時代遅れとなっている税制があれば、既得権益や省庁内の予算争いを即刻停止し、その財源を防衛費に充てるくらいの「決断と実行」を期待します。できるかなぁ~・・・・。まずは江戸時代から変わっていない「思考」を変革する事から練習するといいのかな?!えっ「練習!?」・・・・・。
