2022/08/24 01:30

近代技術の発展は目覚ましいものがあります。次々と新しい技術が開発され、人間の生活は際限なく便利になりました。しかし、エネルギーの大量(過剰)消費と共に資源・自然の危機が訪れようとしています。社会経済活動を維持していくには、進歩・発展が重要なのは世界共通認識ではあるものの、今一度再考が必要な時期に来ていると筆者は考えています。ここで、昔(古代)の生活様式を考えてみましょう。崖の形状を上手く利用し集団住居を形成した町(コロニー)や、茅葺屋根の日本式住居、段々畑など、自然が作り出した地形や産物に融合する形で効率よく生活をしてきた事が分かります。また、「土」「植物」とふれあいながら生活をしています。しかし、現代の生活には「土」「植物」が遠い存在となってしまっています。先代の自然と融合する「知恵」をもう少し尊敬し、讃えるべきと思います。デジタル人材が重宝し、45歳過ぎると「老害」とレッテルを張られてしまう今日この頃ですが、年配者の知恵をこういった所に活用すべきと思います。今の技術があれば一切の自然破壊をせずともビルが建築できたり、物が生産出来たりは可能のような気がします。「老若男女」を適材適所に活用するのも、一種の自然との融合ではないでしょうか?